ドライクリーニングの時に入れる洗剤の量は 衣類に吸着されて消費する量+衣類の汚れを落とすのに必要な量 ということになります。 でも、これを完璧に把握するのは正直無理な話ですよね。 実際には一度に洗う衣類の量に対して必要なドライソープの量を計算し、汚れの具合などから勘で洗剤量を追加するって感じでしょうか。 でもそれだとソープ濃度が安定しませんよね。多すぎたり少なすぎたり。 ソープ濃度が高いと 衣類に付着する量が増えてべたつきが生じたり、ソープがシミになったりします。 逆にソープ濃度が低いと 汚れ落ちが悪くなり、静電気が発生して火災の危険性が高くなります。 なので、クリーニング屋さんは時々ソープ濃度を測定したりして調整をしています。 ラスカルが以前使っていたドライクリーニング機には、ソープコントローラーをつけて、自動でソープを調整していました。 今のドライクリーニング機はさらに高度な性能を持っていて、非常に高い洗浄品質を実現しています。 どんな機能なの??? って、それは次回の溶剤管理のお話で。